音楽のもとになる「音」
音楽を聴くと「あ、音楽が流れてる」と私たちは感じます。何をもって音楽と認識するのでしょうか?
まず間違いなく音があります。音がなかったら音楽じゃないですよね(厳密には音がなくても音楽は成り立つともいえるのですが、それは別の機会に)?
では音とは何でしょう?ここは少し物理の話になります。
音とは、物体の振動が空気中を伝わり、人(動物)の聴覚に伝える現象のことです。何かが振えていることを、目で見なくても耳で知ることができることなのです。
ピアノも、弦の振動が響板に伝わって耳に届きます。逆にいうと、音を聞かなくても鳴っているピアノに手を触れれば振動を触覚的に感じることができるのです。
日常生活の中で聞ける様々な音。音を分析すると以下の4つの組み合わせで成り立っていることがわかります。
例えば、お寺の鐘の音と鍋をお玉などでたたいた音を比べてみると、鐘の音はゴォーン低い音で長く響き、音量は遠くまで聞こえるほど大きいです。鍋をたたいた音はカンカンと高い音で長さは短く、音量も鐘の音ほど遠くへは届かないでしょう。ただ、どちらも鉄をたたくという意味では音色は似ているかもしれません。
いろんな音のつくりを観察してみましょう!
単なる「音」から「音楽」を作るためには、音楽を作れる音とそうでないものがあることを知る必要があります。それが以下のふたつです。
そして、音楽を作っていくためには、部品を集めて何かを作るように音を組み合わせていきます。音を組み合わせて出来上がる音楽のパーツには以下のようなものがあります。
この後、それぞれについて詳しく説明していきます。
要件: 1
「音楽のもとになる『音』」をクリア