半音と全音、スケール(音階)
音楽の最小単位である半音と全音、それらを組み合わせて構成するスケール(音階)について解説します。
こちらのレッスンでは、音と音の関係を定義する最小単位、全音と半音について解説します。
白い鍵盤も黒い鍵盤も関係なく隣り合う鍵盤の関係を半音といいます。
①↑2つの鍵盤の間には他の鍵盤がないので半音です。
②↑隣り合う白鍵と黒鍵の間に鍵盤がないので半音です。
白い鍵盤も黒い鍵盤も関係なく、2つの鍵盤の間にもう一つ鍵盤楽器挟まっているの関係を全音といいます。
③↑白鍵どうしが隣り合っていますが、間に黒鍵がはさまっているので全音です。
④↑2つの黒鍵の間に1つの白鍵がある場合は全音です。
⑤↑黒鍵と白鍵の間に1つ白鍵がはさまる場合もあり、この2つも全音です。
上記の全音と半音を組み合わせた音の配列をスケールといいます。スケールは日本語では音階です。スケールは1オクターブ、例えばドからドの間で配列を作り、それ以上または以下のオクターブでその配列が繰り返されます。
いわゆるドレミファソラシドも音階ですが、その解説は後の項目に譲るとして、ここでわかりやすい音階を2つ紹介します。
半音だけを並べたものを半音階といいます。白鍵黒鍵関係なく全ての鍵盤をひとつずつ弾いてみてください。半音階のできあがりです。英語ではクロマティック(Chromatic)スケールといいます。
全音だけを並べてもスケールを作れます。
全音階は1オクターブの音を1つとばしで並べたものなので、とばされた音だけを並べるともう一つの全音階が出来上がります。そして、全音階は2種類しかありません。半音階は1オクターブのすべての音を使用するので、1種類のみです。
音楽の最小単位は半音で、半音とは白鍵黒鍵関係なく隣り合う2つの鍵盤の関係のことであり、全音は2つの鍵盤の間に1つ挟まっている状態をいいます。
要件: 1
「半音?全音?」をクリア