スケールの練習
前の項目でのキーの覚え方を一通り把握したら、実際に鍵盤で音を出す練習を始めましょう!
現時点ではすべてを暗記していなくても大丈夫です。弾きながら覚えていきます。
まずこちらのPDFファイル(scalefingering.pdf)をご覧ください。画像では一部のキーですが、PDFではすべてのキーをご覧いただけます。
このPDFファイルは、すべてのスケールを弾くための指番号を記した表です。
まず、大前提として左右共通で
1:親指、2:人差し指、3:中指、4:薬指、5:小指
というように指に番号が割り当てられていることを覚えてください。この番号の振り方は万国共通で、クラシック音楽が基準となっておりジャンルを問わず共通です。
例えば、一番上の段では黒鍵を使わないCメジャースケールとaマイナースケールの指使いを表しています。このブログでは音符を使わない講座となっていますが、参考のためキーシグネチャー(Key Signature)は併記しています。のちのち、スタンダードなどを演奏する際にメロディー譜を見るのに役立つでしょう。左からト音記号と五線、メジャーキー(この場合は「C」)、RとLは右手と左手を表します。その後に指番号が記されています。
Cメジャースケールで右手は
(123)(1234)5
です。つまり、
親指→人差し指→中指→親指→人差し指→中指→薬指→小指
の順番どおりに発見をなぞっていくと、ドレミファソラシドを弾けるのです。
中指まで来たら、親指は中指の下をくぐらせます。
同じ要領で左手も弾くことができます。
なれたら両手で練習してみましょう。(↑上の動画では最初から両手で練習する方法を説明しています)
この一連の動きをデモンストレーションの動画にしてみました。
すべてのスケールのデモンストレーション動画を作成しています。下のアルファベットをクリックすると動画を見ることができます。
メジャー、マイナーのすべてのスケールを弾けることはコード弾きやジャズピアノを学ぶ上では大前提となる基礎知識で、今後ハーモニーやアドリブに取り掛かる上では必須項目となるのですが、逆にとらえると、スケールをすべて覚えて弾けるようになったら後がとても楽です。「黒鍵なんて何も問題じゃない」といえるくらいになれば大きな強みになります。